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北辰一刀流
「北辰一刀流〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北辰一刀流の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「平馬と鶯」より 著者:林不忘
》しい体力と鉄石のような負けじ魂と加うるに、この数年師匠を驚かすくらいに上達した
北辰一刀流の剣技――この三つの権化《ごんげ》であった。 この武骨の平馬、やさし....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
勝負の成績を上げ、男谷下総守と戦っては三本のうち二本取り、さらに老後に至っては、
北辰一刀流を編み出した千葉周作を向こうへ廻し、羽目板へまで押し付けてしまった。名....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
誰も知っている通り、当時、江戸の町には三大剣客の道場があった。神田お玉ヶ池の
北辰一刀流千葉周作、高橋|蜊河岸《あさりがし》の鏡心明智流の桃井春蔵《もものいし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
なのだ、水戸の金子健四郎に剣を学んでいる、芹沢と同様、無念流だ、江戸へ出て深川の
北辰一刀流、伊東精一に就いて学んでいるうちに、師匠に見込まれて伊東の後をついだの....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
くれと懇望されたということであった。そんな風なので、父は書や画などを好み、剣術は
北辰一刀流の、お玉が池千葉の弟子になって、かなりな使い手になっていたので、彼は江....
「柳営秘録かつえ蔵」より 著者:国枝史郎
あたる、旗本の次男|力石三之丞、これが初恋の相手であった。三之丞は青年二十二歳、
北辰一刀流の開祖たる、千葉周作の弟子であった。毎日のように三之丞は、主計方へ遊び....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
武士は足をとめ、グイと拳を突き出した。拳一つに全身隠れ、鵜の毛で突いた隙もない。
北辰一刀流直正伝拳隠れの真骨法、流祖周作か平手造酒か、二人以外にこれほどの術を、....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
刀無念流の戸ヶ崎熊太郎や、甲源一刀流の辺見多四郎や、小野派一刀流の浅利又七郎や、
北辰一刀流の千葉周作等、前後して輩出した名人達と、伯仲の間にあったという、そうい....