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北限
「北限〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北限の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
那やシベリア等寒地に棲むものは毛長く色淡し、虎の産地はアジアに限りアムール州を最
北限、スマトラ、ジャワとバリを最南限とし、東は樺太《からふと》、西は土領ジョルジ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
河童隊と自称していたそうだが、奥州へ来て、妙なことに気がついた。河童の神通力には
北限があるのである。南へ行くほど河童の神通力は絶大で、九州の伝説では孫悟空ぐらい....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
土民の疾苦多からざりしという理由もあるべく、必ずしもこれによって、奉行施政の及ぶ
北限を定めることは出来なかろうが、それにしても、とうていもと藤原氏管領の六郡以北....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
激変があったのである。木綿は我邦では暖かい土地にしか作れない。関東地方が多分その
北限であった。すなわち東北隅の三分の一だけは、綿を輸送しまたは古綿を買い入れてい....