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北魏
「北魏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北魏の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道草」より 著者:夏目漱石
懸額《かけがく》を一枚作らせた。彼はその中に、支那から帰った友達に貰《もら》った
北魏《ほくぎ》の二十品《にじっぴん》という石摺《いしずり》のうちにある一つを択《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
として特筆しおり、天子の面を竜顔に比し、非凡の人を臥竜と称えたり。漢高祖や文帝や
北魏の宣武など、母が竜に感じて帝王を生んだ話も少なからず。かくまで尊ばれた支那の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ょう》が頭を上げたと似て居るぞよ。怖れて騒ぐばかりでは何にもならぬぞよ。支那にも
北魏孝荘帝の時|冀《き》州の沙門法慶、新仏出世と称し乱を作《な》した(『仏祖統記....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
という事であるが、これは外国人だからこそ敢て為し得たというべきである。様式だけは
北魏に則って造られているが、この破天荒とも言うべき表現の直接性は決して様式伝習の....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
五胡十六国と言われているようにその交代は頻繁であったが、蒙古民族たる鮮卑の建てた
北魏のごときはかなり強大であった。こういう状態が二、三百年も続いて、それで民族が....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
らない。 シナとの交渉は恐らく唐太宗以前にもあったであろう。グプタ朝の最盛期は
北魏の時代に当たっているが、その時代には西域人の来朝が少なくない。しかし東西交通....
「三国志」より 著者:吉川英治
にきた太史|※周にたいして、彼の諭言は懇切をきわめた。 「いまです。今をおいて、
北魏を討つときはないのです。魏はもともと、天富の地にめぐまれ、肥沃にして人馬強く....
「三国志」より 著者:吉川英治
ころで、それはことばの遊戯以外の何ものでもないのである。いわんや晩年数次にわたる
北魏進撃と祁山滞陣中の労苦とは、外敵の強大なばかりでなく、絶えず蜀自体の内にさま....