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「匪徒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

匪徒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
やった。そして一方では支那人を麻酔さした。痴呆症となし了らしめた。他方では軍閥や匪徒に武器と弾薬を供給した。 戦乱と掠奪と民衆の不安は、そこからも誘導された。....
涼亭」より 著者:田中貢太郎
な、私が家を出るすこし前に、こんな話を聞きましたが。唐といいまして、人の噂では、匪徒の仲間入りをしているという男ですが、その男が二更のころに、酒に酔って歩いてお....
春心」より 著者:田中貢太郎
りおちついて飲みな」 三人は酒になった。三人は品川大井大森方面を縄張にしている匪徒で、丹前は岡本と云う三百代言あがり、揉あげは松山と云って赤新聞の記者あがり、....
本所両国」より 著者:芥川竜之介
屋へ行き、石版刷の戦争の絵を時々一枚ずつ買ったものである。それ等の絵には義和団の匪徒やイギリス兵などは斃れていても、日本兵は一人も、斃れていなかった。僕はもうそ....