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「区会議員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

区会議員の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柿の種」より 著者:寺田寅彦
と、両側の人道にほとんど軒並みに同じような建て札が立ち並んでいる。見るとそれには区会議員か何かの候補者の名前が書いてある。小さな張り板ぐらいの恰好の木枠に白紙を....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
人自身も文学を以て生活出来ると思わなかった。文人が公民権が無くとも、代議士は愚か区会議員の選挙権が無くとも、社会的には公人と看做されないで親族の寄合いに一人前の....
社会と人間の成長」より 著者:宮本百合子
生的に気もちよくつかえる銭湯をもちたいと、どんな方でもおっしゃると思います。ある区会議員の選挙演説では、当区内の浴場をぜひよく致しますといわれました。こういう選....
社会時評」より 著者:戸坂潤
ているそうである。変っているのは板橋区議の九名がバスの運転を志願したことで、之等区会議員諸君は、この心掛けなら今に市会議員に出世するだろうという噂さである。 ....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
どもが、法律の先生になったのだから、仕立や浜さんが袴《はかま》をはいて、三級選出区会議員を望んだのは尤《もっとも》な向上である。 彼には妙な癖があった。「先生....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
しているのは過労と酸素の不足のためでもあり、こうしているほうが、立ってしゃべって区会議員に叱られるよりかよいからでもある。また外見しているのは問題が面白くないか....
水魔」より 著者:田中貢太郎
、羨ましてやるがなあ、などと、女の来るのを想像していた。彼は己の店に来る客から、区会議員をしている質屋の主人にかこわれている女が、芸人と関係して媾曳していると云....
三の酉」より 著者:久保田万太郎
だったんだナ、いまでいえば…… ――そうなのよ。……だって、一度か二度、浅草の区会議員になったことさえあるんですもの。 ――すしやのむすめでなくって、区会議....