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「区分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

区分の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
《はで》」、「渋味」などである。これらはその成立上の存在規定に遡《さかのぼ》って区分の原理を索《もと》める場合に、おのずから二群に分かれる。「上品」や「派手」が....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
定め、端数を切り上げて三〇日とした。更にこの一ヶ月を各々一〇日ずつの三つの期間に区分した。一年の長さはほぼ一二ヶ月に当るので、最初はこれを三六〇日と定めたのであ....
河明り」より 著者:岡本かの子
私は昼の食堂で、カレー汁の外に、白飯に交ぜる添菜が十二三種もオードゥブル式に区分け皿に盛られているのを、盛装した馬来人のボーイに差出されて、まず食慾が怯えて....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ろう」と意外な奇説を吐いた。「だって、ダンネベルグ事件とそれ以後のものを、二つに区分して見給え。僕の持っているあの逆説が、綺麗さっぱりと消えてしまうじゃないか。....
川中島合戦」より 著者:菊池寛
啄木鳥の叩くを待たず自ら躍り出でて信玄を襲わんと云うのである。この時の越軍の軍隊区分は次の如くで、やがて行動を開始した。時に午後六時である。 先鋒 柿崎大....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
型を作りあげる仕事が進められた。それからこの怪物のからだに附着していた土が小さく区分されて、いちいち別の容器におさめられた。 坑道内の土も、全部集められた。 ....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
面的な海戦などの比でない。こっちは高度五千メートルぐらいまでを、それぞれの高さに区分して警戒していても、向うの爆撃機が八千メートルとか九千メートルとかの高度でそ....
東京要塞」より 著者:海野十三
い。本国から随伴してきた工廠技師の厳密な試験によりまして、七個からなる忠魂塔の各区分には、いささかの罅も入っていない実に立派なものであるということを証拠だてるこ....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
ではないかと思われた。 しかし、その一団は、はっきりと二つの異様な色彩によって区分されていた。 と云うのは、まことに物奇しい対象であるが、夫人と娘の朝枝以外....
残肴の処理」より 著者:北大路魯山人
けてもまだたくさん残っているもの、刺身は刺身、焼き魚は焼き魚というふうに整理して区分けし、これを生かすことを考える。こういうことは以前からしばしばみんなに話はし....
日本料理の基礎観念」より 著者:北大路魯山人
いたしますので、例えば、一流の料理屋の刺身の醤油にしても、一々違いますが、それが区分けが出来るように、こんなことはどうも僭越ですが、いわゆる食道楽の立場から、ぜ....
味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
分ける力をまずつけること。こぶでも、ピンからキリまである。つまり、人絹と本絹との区分で、自然のものにも人絹みたいなつまらんものもある。 * なんでも....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
、金像、仏器、仏壇等、幾百種あるを知らず。しかしてその仏像はたいてい宗派をもって区分し、真言部、真宗部等と次第せり。 スイスは新教の国にして、その宗はカルバン....
西航日録」より 著者:井上円了
め、人民は同等にして尊卑はない。汽車は上中下の差を作らず、学校にはなんと官公私を区分することはない。この国の前途はだれが想像することができようか、おそらくは世界....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ある。その前の持久戦争時代は大体三、四百年と見ることができる。もちろんこの時代の区分や、その年数については、簡単に断定することに無理はあるが、大勢は推断すること....