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「区署〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

区署の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
飛騨境から越中越後の国界へとわたって、多大なる面積を有する壮麗なる国有林は、大林区署の収入を多くする考えからか、あるいは他に理由があるのか、用材の伐り出しに着手....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
度遊びに来てくれということでした。三津子さんのお連合いは林学士で、ある地方の小林区署長を勤めていらっしゃるのでございます。その官舎はなんでも山の中の寂しいところ....
山の神殺人」より 著者:坂口安吾
郡天間林村天間館、無職坪得衛さん(四一)の死体が発見され、国警青森県本部と小湊地区署は他殺とみて捜査を進め、去る八日、主犯として青森県東津軽郡小湊町御嶽教教師須....
日記」より 著者:宮本百合子
は、どうにかしよう、となり、一先ず番頭の家の茶の間に入って呉れと云う。明朝、小林区署の官舎で、かりてあるのがあく、そこへ行けば不自由でも、湯はあり、部屋は八畳で....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
三日此処ヲ過ギリ此柳ヲ採集セルトキモ枝葉ノミニテ花部ヲ欠キシヲ以テ帰京後同処小林区署山本左一郎氏ニ依頼シ本年五月其花ヲ得タリ花ハ皆雌花ナリ之ヲ検スルニ花穂ニ小柄....
尾瀬沼の四季」より 著者:平野長蔵
開拓を見、これより西利根水源に林道の開拓を企図し、新潟県へ交渉し、群馬県沼田小林区署は利根水源林道の設計を大林区署へ提出せらる。新潟県六日町小林区署よりも同じく....
可愛い山」より 著者:石川欣一
ている――慎太郎さんと東京のM呉服店のMさんと私とは、どこをどうしたものか、小林区署のお役人と四人で白馬を登っていた。如何にも妙な話だが、そこまでの時の経過を忘....
釜沢行」より 著者:木暮理太郎
は存外早かった。四時十五分である。 小屋は昨年よりも綺麗になっていた。入口に林区署員の外|猥りに入る可らずという意味のことが立てかけた板に書いてある。去年は見....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
マズイのかは私にも薩張り見当はついていないのだ。 「無用の者入ることを禁ず。大林区署」と張紙して、天幕の中に一切の荷物を残し、身軽になって出掛けた。しげしげ通行....
黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
。 午後十二時半に此処を出発した。暫くは欅平の古い林道を辿るのであるが、偶に林区署の役人か又は猟師などが入り込む外は、常人の来る所ではないから、道とも判らぬ程....