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区長
「区長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
区長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
て流動食をごちそうした。 少年は思いのほか元気であった。例の四人組の外に、東京
区長のカニザワ氏と大学病院長のサクラ女史が少年をとりまいていたが、少年は三十年前....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
併合が行なわれ、大区、小区の区制が設けられるはずで、そのあかつきには彼は八大区の
区長としての候補者に定められているが、そんなことでも気をよくしている矢先であった....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
勝手たるべしの布告が出るほどの時節が到来した。木曾福島取締所の意をうけて三大区の
区長らからそれを人民に通達するほどの世の中になって来た。これは半蔵にとっても見の....
「斜陽」より 著者:太宰治
。 お母さまの愛情に力を得て、こんどは一度も泣かずに、全部をまわる事が出来た。
区長さんのお家に行ったら、
区長さんはお留守で、息子さんのお嫁さんが出ていらしたが....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
をごちそうした。 少年は思いのほか元気であった。例の四人組の外《ほか》に、東京
区長カニザワ氏と大学病院長のサクラ女史が少年をとりまいていたが、少年は三十年前の....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
のだ。 (セルカークの奴、この辺じゃなかなかの羽振りじゃないか。マア情報省の機関
区長どころだろうが……、どうして領事くらいは敵わんような勢力がある) そこへ、....
「わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
に話した。一六二二年、宗教的地位を得るためにマニラに渡り、二三年十一月二十六日管
区長フライ・アロンゾ・メンチエダ神父によつて修道服を受け、ドン・フライ・ペトロ・....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、一六二二年に至ってはじめて同地に行くことができた。一六二三年十一月二十六日、管
区長フライ・アロンゾ・デ・メンチェダ神父によって修道服を与えられ、誓願を立てた後....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
ではあるまいか。二三日して彼はふとそんなことを考えついた。で、いまは自分の部落の
区長をしているその老人のところへ、のそりと出掛けて行ったのである。すると前村長は....
「瘤」より 著者:犬田卯
験の持主と来ている上に、村の長老株もまた同穴の狢ならざるはなく、学校長、各部落の
区長にいたるまで何らかの意味で瘤の息がかかるか、あるいはその弱点を握られているか....
「米」より 著者:犬田卯
って来るのを待っていた。 昼近い頃、村長と巡査、農会の書記、それからこの部落の
区長とが、ぞろぞろと門口を入って来た。 土間から軒下へ出て一行を迎えたおせきは....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
ころを見るに、その仕方、大体同一なるも、多少異なるところなきにあらず。今、日本橋
区長谷川町、増永氏よりの報知を挙げて示すこと、左のごとし。 (前略)丸竹の細さ人....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
のであろう。十二枚袋入がたった一朱であった。袋の文字は大河内侯の揮毫を当時の浅草
区長の町田今輔が雕板したものだそうだ。慾も得もない書放しで、微塵も匠気がないのが....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
、小出の須田という旅館で中食した、兼ねて白井から依頼しておいたと見えて、下折立の
区長の某が訪問して来て、昨年の十月に大林区の役人に同行した人夫を、明日中に高橋農....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、木っ葉微塵と砕け去った。 ブレエスチャアチの町にくると、彼は友人の一人である
区長スミスの住宅に、はいっていった。しかるに
区長は、同情は示したが、女王に不忠で....