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区間
「区間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
区間の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「グッド・バイ」より 著者:太宰治
しかし、ここにも難関がある。 すごい美人。醜くてすごい女なら、電車の停留場の一
区間を歩く度毎《たびごと》に、三十人くらいは発見できるが、すごいほど美しい、とい....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
定速度はありませんので、閉塞装置に依る停車命令のない限り、言い換えれば、予め運転
区間の線路上に於ける安全が保障されている以上、多少の時刻の緩和は認められておりま....
「一坪館」より 著者:海野十三
座の通りの、しき石の上には、露店がずらりとならんで、京橋と新橋との間の九丁の長い
区間をうずめている。 道のまん中にたれさがっていた電線は、きれいにかたずけられ....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
ら約三倍の値上りをした。町会費も、今月から三倍になった。省線に乗ったらば、二十銭
区間が四十銭になり、三円の回数券は、九円である。闇市場では、ミカンや汁粉は、とぶ....
「現実の必要」より 著者:宮本百合子
られた。配給の米、醤油、そういう基本になる生活物資が約三倍になった。省線の二十銭
区間は六十銭となり、四十銭で勤められた同じ距離が、一円二十銭かかるようになった。....
「画室談義」より 著者:上村松園
これからもそのような依頼には応じたくないと思っている。 大正三年ごろ京都市中京
区間町竹屋町上ルの私の今の住居、画室を建ててから思えばもう二十幾年、当時まだ息子....
「生不動」より 著者:橘外男
ぎながら、夕餉の膳を囲んでゆっくりと飲みはじめたのであったが、こんな辺陬な駅への
区間列車なぞはこれでおしまいだったのであろう。機関車の入れ換え作業でもしているの....