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十の一
「十の一〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十の一の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恩讐の彼方に」より 著者:菊池寛
が響いた。 「可哀そうな坊様じゃ。ものに狂ったとみえ、あの大盤石を穿っていくわ。
十の一も穿ち得ないで、おのれが命を終ろうものを」と、行路の人々は、市九郎の空しい....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
今も熱心に弾いている。 「二、一|天作の五、二|進が一|進、ええと三、一、三
十の一……加賀屋親子の行方不明、佐賀町河岸での人殺し、そこへ迎えに出た加賀屋の提....
「春の鳥」より 著者:国木田独歩
もかく人の形をしているのですから全く感じがないわけではないが、普通の人と比べては
十の一にも及びません。また不完全ながらも心の調子が整うていればまだしもですが、さ....
「雪の宿り」より 著者:神西清
お目録のお手伝いを致したところでございますが、もとの七百余合のうち残りましたのは
十の一にも満ちませぬとは申せ、前に申上げました玉葉、玉蘂をはじめ、お家|累代の御....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
でも有志が出版して普及を計っている。 古代の出版から近時の出版まで合せますと三
十の一切経があります。でこれは古い写本、版本みな大切でありますが、近時学者の手に....
「創作家の態度」より 著者:夏目漱石
とするが発表できない。できないでしまえばそれまででありますが、せめて不完全ながら
十の一でもあらわそうとすると、是非とも象徴に訴えなければなりません。十のものを十....
「虔十公園林」より 著者:宮沢賢治
した。その唇《くちびる》はいまにも泣き出しそうにひきつっていました。実にこれが虔
十の一生の間のたった一つの人に対する逆らいの言《ことば》だったのです。 ところ....