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「十二使徒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

十二使徒の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅日記から」より 著者:寺田寅彦
ぎた。熱帯とも思われぬような涼しい風が吹いて船室の中も涼しかった。 四月二十五日十二使徒という名の島を右舷に見た。それを通り越すと香炉のふたのような形の島が見え....
白くれない」より 著者:夢野久作
。さてはと愈々心して欄間の五百羅漢像をかへり見るに、これ亦一つとして仏像に非ず。十二使徒の姿に紛れも無し。かゝる山間の、人の通ふとも見えぬ小径の奥に立て籠もり、....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
で大きく芽出度く書き立てられた。 翁の病臥後、門下の人々はさながらに基督門下の十二使徒のような勢で流勢の拡張に努力した。梅津朔造氏は南大牟田市を中心として三池....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
をして自然にクレオパトラの風があり、わたしはまた公爵の子息を小姓にして、あたかも十二使徒のうちの一族であり、あるいはこの静かな共和国(ヴェニス)の四人の布教師の....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ベ(訳者注 太陽の神と月の神)、また壁龕《へきがん》から出て来るたくさんのもの、十二使徒、皇帝カルル五世、エポニーネとサビヌス(訳者注 ローマ人の覊絆からゴール....
銀三十枚」より 著者:国枝史郎
よって、私はちょっと瞑想的になった。 一つ一つ紋章を調べて行った。その結果私は十二使徒と、耶蘇基督との肖像を、三十枚の貨幣のその中から、苦心して選択をすること....
孔子」より 著者:和辻哲郎
ころによれば、人類の教師は皆よき弟子を持った。その中には十哲とか、十大弟子とか、十二使徒とかと呼ばれるような優れた人物があった。そうしてそれらの弟子は、その師が....