十八史略[語句情報] »
十八史略
「十八史略〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十八史略の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
うか」 と一人が言出したのが始まりで、食慾の話がそれからそれと引出された。 「
十八史略を売って菓子屋の払いをしたことも有るからナア」 「菓子もいいが、随分かか....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
出奔した時、周・召の二宰相がともに協力して、十四年の間国王なしの政治をした事が「
十八史略」にも、 於レ是国人相与畔。王出二奔※一。二相周召共理二国事一。曰二共....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、今も草鞋《わらじ》をつくりながら、つくづくとそれを考えているところであります。
十八史略までは素読《そどく》を授かった覚えのある七兵衛は、「我をして洛陽負郭二頃....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
十一、二歳の時には、県令学務委員等の臨《のぞ》める試験場にて、特に撰抜せられて『
十八史略』や、『日本外史』の講義をなし、これを無上の光栄と喜びつつ、世に妾ほど怜....
「日記」より 著者:宮本百合子
空間を充たして居る不変のエネルギーに祈る。 一月九日(日曜) 〔読書〕文法、「
十八史略」、「人及芸術家としてのトルストイ並にドストイェフスキー」 今日は実....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
頭をふって「手水などが要るものか。稽侍中の血、洗う勿れじゃ。」という。わたしも『
十八史略』ぐらいは読んでいたので、稽侍中の血洗うなかれの故事ぐらいは心得ていたが....
「想い出」より 著者:上村松園
、楳嶺先生の御紹介で、衣の棚の市村水香先生の漢学塾に通いまして、『左伝』とか、『
十八史略』とかの輪講を受けました。『左伝』は特に好きで、その時分、都路華香さん、....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
人から非常な影響を受けたことは事実で、父も流人の漢学の素養のある人から日本外史、
十八史略などを教えられたそうだ。私は母とともに十三歳までこの三宅島で暮した。三宅....