十六夜日記[語句情報] »
十六夜日記
「十六夜日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十六夜日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
学が、万葉集時代、源氏、枕草子その他の王朝文学から「和泉式部日記」「更級日記」「
十六夜日記」の母としての女性、徳川時代の「女大学」の中の女の戒律がその反面に近松....
「東上記」より 著者:寺田寅彦
る。漁舟江心に向かいてこぎ出せば欸乃風に漂うて白砂の上に黒き鳥の群れ居るなどは『
十六夜日記』そのままなり。浜松にては下りる人乗る人共に多く窮屈さ更に甚だしくなり....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
目だよ。すぐ伸びるから。私のは毛抜で抜くようにするのだから」と御自慢です。あの『
十六夜日記』で名高い阿仏尼が東国へ下る時に、その女の紀内侍に貽したといわれる「庭....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ころが為氏は両庄とも横領して譲らないので、為相の母阿仏は鎌倉まで下って訴えた。『
十六夜日記』『夜の鶴』『庭の訓』などがこのとき書かれたことは人の知る通りである。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ひどい山宿だった。雨露をしのぐだけの掛屋根、莚があるだけの猪小屋。 もっとも、
十六夜日記の筆者が、この山中に宿った夜は、寝小屋もないまま、柿の木の下に油単をか....