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十分位
「十分位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十分位の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「温情の裕かな夏目さん」より 著者:内田魯庵
行くこともあったが、何時でも用談だけで帰ったことがない。お忙がしいでしょうから二
十分位と断って会うときでも、やはり二、三時間も長座をするのが常例だった。 夏目....
「階段」より 著者:海野十三
「エエ居ました、ずっと前から……。どうして?」 「おかしいナ」僕はあの殺人の三
十分位前と思われる頃に、女史があの室に居なかったことを知っている。「それでは、あ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
。立川方面へ投弾す。照明弾と時限爆弾を落としたのは今回が初めて。 時限爆弾は三
十分位後に爆発する。長いものは翌日になって、どんどんと硝子窓をひびかせて爆発して....
「銀座幽霊」より 著者:大阪圭吉
た。「そうすると……いや、飛んでもないことだ……つまり、もう澄子が殺されてから二
十分位になりますが、房枝が死後一時間と云うと、澄子が殺されたより四十分くらい前に....
「ある抗議書」より 著者:菊池寛
と、姉の家を初め、二、三軒の家が並んで居ました。私はその十五町の道を後で考えれば
十分位で駈け付けたと思いますが、その夜はその歩き馴れた道がいつもの二倍も三倍もの....
「山崎合戦」より 著者:菊池寛
いである。 が、光秀の方が早かったと云う説もある。正確な時計がないのだから、三
十分位はどちらが早かったか分るものでない。然し、出立の時刻よりも、天王山に到る道....
「微笑」より 著者:豊島与志雄
しておいてくれると宜しいんですけれどね。」 「そうですよ。夜更けの十分は昼間の三
十分位には当りますからね。」 「でも電車が後れた方が面白かございませんか。」 「....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
を出る時に、確か十時三十五分でした」 「そうすると、会場を出たのは」 「円タクで
十分位の距離ですから、十時二十五分頃に出た事になります」 「どういう会合だったの....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
いつも銀の蓋で伏せてありまして、其茶がよい頃にさめると飲み、飲んではまた注いで二
十分位蓋をしてさまして居るのです。もっとも冬はそんなに長く置くことが出来ないから....
「人格の養成」より 著者:新渡戸稲造
発が早かッた。この点に十分御注意あッて、実際的にこれを応用するには日に二十分か三
十分位はきッと本を読む。日に二十分や三十分の時間というものは、どうやッても出来る....
「彼が殺したか」より 著者:浜尾四郎
夕食後――之は後に調べられた者の言が皆一致して居ますが――五時半頃にはじめられ三
十分位で終ったそうです。夕食をすますと四人は直ぐに卓を囲んで、ポンとかチイとかは....
「春心」より 著者:田中貢太郎
栗さんか」 「そうよ」 お鶴もお杉の出て往った方から姿を消して往った。そして、
十分位するとがたびしと云う音がして、二人の出て往った処から壮い男が這って来た。壮....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
の種類に属し、これらは例えば第41図(第10図版)に示した程度まで生長するのに三
十分位かかる。同一実験において、一本の毛に例えば小形六花が出来、他の毛に角板集合....
「耳香水」より 著者:大倉燁子
不審に思いながら佇んで居りました。随分長いように思いましたが、それでも十五分か二
十分位しか経っていなかったのかも知れませんが――。潜戸が音もなくすうッと開いて、....
「『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
た美しい女詩人?が遂に姿を見せなかったのは中野君のために遺憾である。初めに各々三
十分位ずつ吾々が座ったまま話しをして、それから質問に移った。これは相当新しい形式....