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十勝
「十勝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十勝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
かどうかと思っているんですがね……もっともこのほかにもあの人の財産は偉いもので、
十勝《とかち》の方の牧場には、あれで牛馬あわせて五十頭からいるし、自分の住居とい....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
婿ノ父) 鹿見島市天保山町五八 岡東 浩殿 麻布区本村町二六 中川八
十勝殿 同居中 村上勝郎先生(友人) 若林町四〇〇 萩原喜一郎殿(大....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
出かけた。
左に掲ぐるは、訪問記の数節である。
二
「北海道
十勝の池田駅で乗換えた汽車は、秋雨寂しい利別川の谷を北へ北へまた北へ北へと駛って....
「人を殺す犬」より 著者:小林多喜二
人を殺す犬 小林多喜二 右手に
十勝岳が安すッぽいペンキ画の富士山のように、青空にクッキリ見えた。そこは高地だっ....
「関牧塲創業記事」より 著者:関寛
心たるのみ。 明治四十三年八月|※別停車塲開通の近き日 八十一老 白里 関寛誌す
十勝国中川郡本別村字斗満 関牧塲創業記事 八十一老 白里 関寛誌す ....
「投手殺人事件」より 著者:坂口安吾
球チェスター軍の名投手|大鹿だという。猛速球スモークボールで昨年プロ入りするや三
十勝ちかく稼いだ新人王で、スモーク・ピッチャー(煙り投手)とうたわれている。 ....
「土竜」より 著者:佐左木俊郎
涙含ましかった。 「市平君は、今どこにいるね?」 「あの放浪者は、今、北海道の、
十勝の……先達手紙寄越して、表書きはあんのでがすが。――なんでも線路工夫してる風....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
及ばず、化雲岳を窮め、忠別岳を窮め、戸村牛岳を窮め、石狩岳を窮め、硫黄岳を窮め、
十勝岳を窮めて、北海道の中央に連亙せる高山には足跡到らぬ隈もなし。今一人と求めし....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
ムイオペッカウシ(神様が川岸で陰部をさらけ出している所)という崖がある. 昔,
十勝方面から夜盗の一団が上川アイヌの部落を襲うべく,山を越えて石狩川の上流に筏を....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
なった。 二 次の冬の正月休みの前になって巧《うま》いことを思いついた。それは
十勝岳《とかちだけ》の中腹三千五百尺のところにある、山林監視人のために出来ている....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
いかアよオ……… なつかし…イイ…や…………………… 「もうひとつ。」 帯も……
十勝……に………… その…ま……ま……ねむ…ろ……… 落石…イイ……なみだ…は…....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
ン部落、片山カシンデアシ翁から更科源蔵氏採集――『北海道伝説集』34―5ページ)
十勝国|新得町字|屈足に、
十勝川の川岸にのぞんでウェンシリ(1) このカムイエ....
「学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
流川) ※日高国新冠郡 ホロカウンペッ(却流川)ホロカピポク(却流ノ岩陰川) ※
十勝国河西郡 ホロカレウケ(逆流ノ曲リ川) ※天塩国上川郡 ホロカナヨロ(却流ノ....
「言語と文化史」より 著者:知里真志保
カ方面から千島列島を南下して北海道へ渡り、その一分派は太平洋沿岸を南下して釧路、
十勝の浜伝いにエリモの崎を越えて日高のシズナイの辺まで進み、また他の一派はオホー....
「アイヌ宗教成立の史的背景」より 著者:知里真志保
ntar 神々の舞い遊ぶ庭)があると伝えられているものがあります。例えば、日高と
十勝の国境に聳えているポロシリ岳がそれで、沙流アイヌの信仰によれば、この山の頂に....