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「十勝岳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

十勝岳の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
其キトウスの山は、彼奥にあるのだ。而して関翁の夢魂常に遊ぶキトウス山の西、石狩岳十勝岳の東、北海道の真中に当る方数十里の大無人境は、其奥の奥にあるのだ。翁の迦南....
人を殺す犬」より 著者:小林多喜二
人を殺す犬 小林多喜二 右手に十勝岳が安すッぽいペンキ画の富士山のように、青空にクッキリ見えた。そこは高地だっ....
層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
及ばず、化雲岳を窮め、忠別岳を窮め、戸村牛岳を窮め、石狩岳を窮め、硫黄岳を窮め、十勝岳を窮めて、北海道の中央に連亙せる高山には足跡到らぬ隈もなし。今一人と求めし....
」より 著者:中谷宇吉郎
なった。 二 次の冬の正月休みの前になって巧《うま》いことを思いついた。それは十勝岳《とかちだけ》の中腹三千五百尺のところにある、山林監視人のために出来ている....
雪の十勝」より 著者:中谷宇吉郎
初めは慰み半分に手をつけて見た雪の研究も、段々と深入りして、算《かぞ》えて見ればもう十勝岳《とかちだけ》へは五回も出かけて行ったことになる。落付《おちつ》く場所は道....
雪を作る話」より 著者:中谷宇吉郎
いう気がして来た。それには実験室内での失敗ということ以外に、その頃から行き始めた十勝岳《とかちだけ》での体験も原因するのである。十勝岳の中腹で見られる雪の結晶は....
雪雑記」より 著者:中谷宇吉郎
うになった。 次の冬の正月休みの前になって巧《うま》いことを思い付いた。それは十勝岳《とかちだけ》の中腹に山林監視人のためにヒュッテが出来ているのであるが、そ....