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十勝川
「十勝川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十勝川の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
機関車なども見えて、真黒な人だかりだ。汽車はこゝで乗客の大部分を下ろし、汪々たる
十勝川の流れに暫くは添うて東へ走った。時間が晩れて、浦幌で太平洋の波の音を聞いた....
「人を殺す犬」より 著者:小林多喜二
が縫って、こっちに向ってだんだん上ってきている。釧路の方へ続いている鉄道だった。
十勝川も見える。子供が玩具にしたあとの針金のようだった、がところどころだけまぶゆ....
「関牧塲創業記事」より 著者:関寛
浴す。此際は汽車は浦幌迄通ずるのみ。浦幌に泊し、豊頃に至る。前九時なり。此れより
十勝川を渡り藻岩村に向わんとす。然るに昨日迄は満水にて渡船無きも、今日に至り漸く....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
更科源蔵氏採集――『北海道伝説集』34―5ページ) 十勝国|新得町字|屈足に、
十勝川の川岸にのぞんでウェンシリ(1) このカムイエロキに、むかしフレウとよぶ....
「言語と文化史」より 著者:知里真志保
アイヌで、このように一応北海道の各地の海岸に定着したアイヌが、そこから石狩川とか
十勝川とか沙流川とか、大きな川をさかのぼって次第に北海道の内陸に占拠するようにな....