十指に余る[語句情報] » 十指に余る

「十指に余る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

十指に余るの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ある抗議書」より 著者:菊池寛
たが、彼は此の事件ばかりの犯人ではありませんでした。新聞紙の報ずるだけでも、彼は十指に余る人間の命を絶ち、多くの子女の貞操を蹂躙し、数多の良民をして無念の涙に咽....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
ろうか。その二十日間に古我予審判事は或いは家宅捜索をなし、或いは実地検証をなし、十指に余る証人を召喚し、中には遙々広島県下から呼び寄せたものさえあるが、苦心肝胆....