十方空[語句情報] »
十方空
「十方空〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十方空の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
り。悟るが故に十方は空なり。本来東西なし、何処にか南北あらん」(迷故三界城。悟故
十方空。本来無東西。何処有南北) まことに「本来無東西」です。東西があればこそ....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
……槐多ではないが、狂人のように、一人居の住居が、イマ! イマ! 慾しくなった。
十方空しく御座候だ! 暗いので、只じっと瞳をとじている。 「オイ! ゆみちゃんは....
「妖怪学」より 著者:井上円了
ことあり。かかるときはいかにすべきというに、これを避くる法は、「迷故三界常、悟故
十方空、本来無東西、奈所有南北。」(迷うはもとより三界の常、悟るはもとより
十方空....
「迷信解」より 著者:井上円了
のはなはだしきものといわねばならぬ。仏語に「迷うがゆえに三界常あり、悟るがゆえに
十方空なり。本来東西なし。いずれの所にか南北あらん」とあるは、鬼門の迷信を諭すに....