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十王
「十王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十王の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
…。 「うへエ!」 山崎はそんなことをも知っていた。内川は人の意表に出る男だ。
十王殿附近に、汚ない、ややこしい、褌から汁が出るような街がある。 幹太郎はそこ....
「陸判」より 著者:田中貢太郎
いたが、夜になったところで友達の一人がからかった。 「君は豪傑だが、この夜更けに
十王殿へ往って、左の廊下に在る判官をおぶってくることができるかね、できたなら皆で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て京の伏見より江州を経て勢州に至り、尾張、三河、遠江《とおとうみ》、そこの狩宿に
十王堂を建て、
十王尊と奪衣婆《だつえば》を納め、駿河《するが》の随所に作物を止め....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
《やはぎ》の橋の長いには驚かされた。それを渡ると、浄瑠璃姫の古跡があって、そこに
十王堂があった。私はかつて見た錦画の、姫が琴をひき、牛若が笛を吹いている処を思い....
「七重文化の都市」より 著者:野上豊一郎
千年間続いたことになる。その後、紀元前六世紀の中葉即ち第二十七王朝から最後の第三
十王朝の間へかけてペルシアの侵略があり、更に紀元前四世紀の前半にはアレクサンドロ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
というのは、『慶長見聞集』巻六に出ている。「武州大鳥といふ在所に利生あらたかなる
十王まします。母にて候ふ者子無きことを悲み、此
十王堂に一七日|籠り、満ずる暁に霊....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
く悪い亡者の、衣類を剥ぎ取るというので有名になっております。仏説地蔵菩薩発心因縁
十王経という日本でつくった御経に、この事が詳しく書いてありまして、それを見ると奪....
「春水と三馬」より 著者:桑木厳翼
※先生伝、鼠の芸尽し。巻之二、犬と猿の相撲、鵜の真似する烏。巻之三、佐々良三八、
十王の勧進。巻之四、烏勘左衛門、獣の伉侠。巻之五、大酒金平 である。私はまだ此書....