十返舎一九[語句情報] » 十返舎一九

「十返舎一九〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

十返舎一九の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
戯作者」より 著者:国枝史郎
は理の当然と云うべきであろう。 しかし間もなく競争者は意外の方面から現われた。十返舎一九、式亭三馬が、滑稽物をひっさげて、戯作界へ現われたのは馬琴にとっては容....
馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
る程でございます。馬琴と相前後して居る作者には、山東京伝であれ、式亭三馬であれ、十返舎一九であれ、為永春水であれ、直接に当時の実社会を描き写して居るものが沢山あ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
であった。あくまでも真面目に取り澄ましていて、それで何処となく呆けている工合は、十返舎一九の筆意を眼のあたりに見るようであった。わたしはその後にも「膝栗毛」の芝....
裸体談義」より 著者:永井荷風
である。世の諺にも話が下掛《しもがか》ってくるともう御仕舞《おしま》いだという。十返舎一九《じっぺんしゃいっく》の『膝栗毛』も篇を重ねて行くに従い、滑稽の趣向も....