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千一夜物語
「千一夜物語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
千一夜物語の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
――「茶話指月集」による。 三一 ハルンアルラシッド――『アラビアン・ナイト』(
千一夜物語)の主人公。 三二 後撰集に僧正遍昭作として同様のものがある。なお、為....
「路傍の木乃伊」より 著者:夢野久作
あった。漱石、蘆花、紅葉、馬琴、為永、大近松、世阿弥、デュマ、ポー、ホルムズ、一
千一夜物語、イソップなぞ片端から読んだ。二葉亭、涙香、思案外史、鴎外なぞも漁った....
「化け物の進化」より 著者:寺田寅彦
まそうに熱い杯をなめては数限りもない化け物の話をして聞かせた。思うにこの老人は一
千一夜物語の著者のごとき創作的天才であったらしい。そうして伝説の化け物新作の化け....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
不思議な話を読みながら日を過ごした。愉快な神話、ムゼウスやオールノア夫人の小話、
千一夜物語、旅行小説、などを読んだ。フランスの田舎《いなか》の小さい町の少年をと....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
って、すぐにそれを閉じてしまった。そのあとで、イーリアスやオデュッセイアやまたは
千一夜物語などに読みふけって、ようやく安心するのだった。 「イリヤードの中の神々....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
君は、山のように高い鬼神が箱の中に入れられてソロモンの封印をおされたという話を、
千一夜物語の中で読んだことがあるだろう……。その鬼神はここに、僕たちの魂の底に、....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
おく》のそれも、ヘクーバから鵞鳥婆《がちょうばあ》さんまで(訳者注 イリヤッドと
千一夜物語の中の老婆)をほほえませるものである。
常に多くの優美を持ちうっとり....
「一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
ッドの繁栄そのものである。 平太鼓が聴える……。それを子守唄に、寝ればまた「一
千一夜物語」を夢みる。バクストの装置、カルサヴィナが踊るシェヘラザーデの陽炎。ま....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
は善き行いを害うなり。」という句から言ったのであろう。 バーミサイドの部屋 「
千一夜物語」すなわち「アラビア夜話」の中に、バグダッドの富豪バーミサイド家の人が....
「寡婦」より 著者:秋田滋
の冒険談や兎を殺した話などをした。女連のほうも頻りに頭を悩ましているのだったが、
千一夜物語のシュヘラザアデの想像はとうてい彼女たちの頭には浮んで来なかった。 ....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
が、その時の私の気持を、何といい現したらいいものでしょうか? 子供の頃に読んだ
千一夜物語の中には、バグダッドの町を彷徨い歩いた荷担ぎの話なぞがよく出ています。....