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千億
「千億〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
千億の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放送された遺言」より 著者:海野十三
達力が損傷せられる程度のもっとも小さいはずの十六メートル短波長電波を選んだが、四
千億光年の大宇宙を渡りえられるものとは考えられない。それからまたたとえ途中の遊星....
「地球盗難」より 著者:海野十三
あの特殊物質を素晴らしい力で引張りつける。まあ一種の磁石みたいなものだが、その何
千億倍のそのまた何
千億倍かの力を持っているんだ。だから地球がスルスルとウラゴーゴ....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
んよ。百万はあるでしょう。ねえ、ポーデル先生」 「もっともっとたくさんです。約二
千億もあります」 「二
千億ですって。まあ、おどろいた」 「あの一つ一つの星が、太....
「正義の花の環」より 著者:宮本百合子
とれない。去年十二月下旬日本銀行の紙幣発行高は、凡そ二〇〇〇億円であった。この二
千億という紙幣を百円札で八割、十円札二割とすると、面積六六万平方キロ。長さ八二万....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
「ええ、聞いていますとも、まあなんというすばらしい新兵器でしょう」 「ああ、一
千億ドルの値打があるよ。現物はこっちにある。来てみなさい」 金博士は悠揚迫らず....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
えて象を思わせるもの、目の位置上方に過ぎて猿に似たる、その他微細の変化によって幾
千億の顔をこの地球の上に現している。その中で子は一人の母親の顔を記憶する。自然の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
おうこうしょうしょうあにしゅ》あらんやというは、それは歴史上を均《なら》して、幾
千億万分の一の特例であって、標準とすべくもありません。百姓の子は百姓になり、大工....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
五百万ポンド借りたいと考えている。五百万ポンドといえば五千万ドル。今の相場なら三
千億円ぐらいに当るという大金なのである。 ところが日本が大工業をおこすのを喜ば....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
ったわけであります。それで、それ以来私にはみなさんが如来に見えるのであります。「
千億仏光り合いつつ」ということがあります。たくさんの人間がたがいに照らし合ってい....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
せと強請し、結局、国としての賠償総額は十五億を上廻つた。(註=今の金にすれば、数
千億というところであろう) このような巨額の金を、毎日なしくずしに現金で支払わね....
「二十世紀の頂における図書館の意味」より 著者:中井正一
くべき事件である。 幾億の星が動いていようとも、それは自分の法則を知らない。幾
千億の動物がそのいとなみをしているけれども、その法則を知らない。人間だけが、これ....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
な大きなものだけでなく、うつそみの人にも、みみずにも、塵屑にも遍満しているのだ。
千億の仏が光り合って、大光明をなしているのだ。人も、虫も、石も、雲もみな仏だ。み....
「太陽系統の滅亡」より 著者:木村小舟
民のそれと等しく、僅かに大塊の一部分から、微弱なる光熱を放射するに過ぎぬ、ああ数
千億年の昔しより、常に宇宙の一辺に覇たりし太陽も、時勢の力に打ち勝つ能わず、見苦....
「犠牲者」より 著者:平林初之輔
体波の音というものは、宇宙間に於ける最も美妙な音楽であると私は言いたい。それは何
千億という細かい小音の集りである。あたかも、大洋の水を構成している無限数の分子の....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
国民にかえすのがとうぜんであります。さらに四年後には再軍備増強計画は倍加されて三
千億になるといわれております。 わが社会党は、これを中止して、こうした財政を国....