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「千六本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

千六本の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
露肆」より 著者:泉鏡花
を襟へ、もぞもぞと擦附けながら、 「小母さん、買ってくんねえ、小父的買いねえな。千六本に、おなますに、皮剥と一所に出来らあ。内が製造元だから安いんだぜ。大小あら....
南国太平記」より 著者:直木三十五
大上段、頭の頭上に振りかざし、当るを幸い、右左、前後左右に、前後、細かに切ったが千六本、細かく突いたがところてん。切られの与三が四十と八ヶ所、弘法大師は八十八ヶ....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
あな。」 呟いた藤吉、勘次の手から竹付きの首を受け取ったものの、顔面《かお》に千六本の刀痕《かたなきず》、血に塗れ雨に打たれて人相も証拠も見られないとしるや、....
食道楽」より 著者:村井弦斎
「ハイ、別段にむずかしい事でありません。まだ青いような若い南瓜の皮を剥《む》いて千六本のように細く切って塩でよく揉《も》んで水で洗って紫蘇《しそ》の葉を細かく刻....
食道楽」より 著者:村井弦斎
処へ好《よ》き手伝人を得たりと心嬉しく「奥さん、柿ナマスはキザ柿の甘いのを大根の千六本のように細く刻んで沢山の味淋へ漬けておきます。別に椎茸《しいたけ》と簾麩《....