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千名
「千名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
千名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「予報省告示」より 著者:海野十三
たので、第五氷河期の襲来は彼らにとって致命的打撃である。 尚、当時残存した約三
千名の地球人類は行方不明となる。彼らの多くは、地底定住の努力半ばに於て、坑道内で....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
しては密集隊形の指揮単位は大隊です。今のように拡声器が発達すれば「前へ進め」と三
千名の連隊を一斉に動かし得るかも知れませんが、肉声では声のよい人でも大隊が単位で....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、牛、芝、神、 豊、渋、足、葛、品、蒲、 渋、江、淀 ◯若林国民学校へも罹災者一
千名を収容、新校舎に入る。暢彦も十三日までで、あとやすみ。晴は当分登校。 ◯偕成....
「わが町」より 著者:織田作之助
訪れると、ケノン少佐は移民法に接触してはならぬからと口頭契約で、人夫九百名、石工
千名、人夫頭二十名、通訳二名、合計千九百二十二名の労働者の供給を申込んだ。 日....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
殊に桐野利秋は中村半次郎と称して維新当時にも活躍した男である。各大隊は兵数ほぼ二
千名位ずつであるから総軍一万二千である。各大隊には砲兵が加って居たが、その有する....
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
だ。大したもんだ。タッタ七名! 誰がそんな軽蔑した言葉を発するのだ。若し我々が何
千名と云う工場で、而も懐柔政策と弾圧とで金城鉄壁のような工場に、一人でもいゝ資本....
「土鼠と落盤」より 著者:黒島伝治
代と同様に、黙々として居残り仕事をつゞけていた。 大正×年九月、A鉱山では、四
千名の坑夫が罷業を決行した。女房たちは群をなして、遠く、東京のT男爵邸前に押しよ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
部隊に対峙して奮戦中なり。敵の怪物部隊の兵力は約一千十五名なり……” と、敵一
千名だけ、さばを読んで、 “――その怪物は、いずれも、重圧潜水服を着装せるところ....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ございます」 「軍隊以外の死傷は」 「死者約七十名、重傷者約二百名、生死不明者約
千名であります。この原因はおもに混乱によるもので、大部分は避難中、度を失った群衆....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
行われた。何しろ頗る社交的な先生で、実社会の各方面に友人があったから、会葬者も二
千名を超え、知名の士だけでも数百名を算した。然し、それは恰度線香花火のようなもの....
「大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
いる。身、幕臣でありながら、道場をかまえて門下を養い、心形刀流を伝えたが、直門二
千名に及んだという。 幕臣も幕臣、奥詰めだったので、親衛隊の魁であり、伏見鳥羽....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
うして城内の者は、男も女も子供も全滅してしまったのである。 このときの女子供三
千名が隠れていたという空壕まで、昔のままと信ずべき姿で現存しているのである。広さ....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
になっていた。――七之助がそのために必死に働いていた。組合員がモグリ込んでいた。
千名から居る職工が怠業に入りかけたということが、岸野を充分に打ちのめしてしまった....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
かり居る。それからギャンチェに五百名、ダムに五百名、マンカム地方に五百名で都合五
千名ということになって居る。
それからシナ兵は二
千名程居る。即ちラサに五百名、....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
階段によらざるも、上下し得る設備あり。上等船客百四、五十名、中等下等を合すれば約
千名を算す。ときに暮雨蕭々として至る。 阜頭風冷覚。 (阜頭の風は冷たく、秋の来....