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「千夜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

千夜の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
そちの方が喰い物がよろしいと見えてなかなか話せるわ。事起らばなお望むところじゃ。千夜程も逗留してつかわそうぞ。さそくに案内せい」 だが、誘なっていったその千種....
源氏物語」より 著者:紫式部
使いはあちらこちらと尋ねまわっているうちに夜がぼつぼつ明けてきた。この間の長さは千夜にもあたるように源氏には思われたのである。やっとはるかな所で鳴く鶏の声がして....
源氏物語」より 著者:紫式部
れるであろうとますますはなばなしく未来が想像されるのであった。非常におもしろくて千夜の時のあれと望まれた一夜がむぞうさに明けていったのを見て、若い人たちは渚の帰....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
が地上へは届かないから、中天に霞《かす》んで下は烏羽玉《うばたま》。そんなような千夜のうちの一夜だった。 四つ半ごろ、岡崎町の桔梗屋の表戸を偸《ぬす》むように....