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千把
「千把〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
千把の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
って、中には三留野宿の囲いうちにある柿其村のように山深いところでは、一村で松明七
千把の仕出し方を申し付けられたところもある。 清助は言った。 「半蔵さま、御覧....
「続黄梁」より 著者:田中貢太郎
宰相になったなら、張兄を南方の巡撫にし、中表を参軍にしよう、我家の年よりの僕は小
千把になるさ、僕の望みもそれで足れりだ」 一座は大笑いをした。俄かにざあざあと....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
年の序文を掲げてあるが、その中にはすでに遠江のカナコバシ、西国地方のセンバゴキ(
千把扱き)の名が見えている。しかるにそれよりも二十何年の後、西暦一七七七年に来朝....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
いうところが、もっとも多い。しかし名まえだけではなく、じっさいにも木なり萱なりを
千把は焚くので、労力だけとしても容易なことでない。それだから、七日や十日の雨無し....