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「千秋万歳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

千秋万歳の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
富士」より 著者:岡本かの子
応はこうも事祝《ことほ》いでやった、 「人民集賀、飲食富豊、代々無絶、日々弥栄、千秋万歳、遊楽不窮」と。 しぐれ降る頃には、裳羽服《もはき》の津の上で少女男が....
田舎教師」より 著者:田山花袋
の御栄えあらせらるることは、われわれ国民にとってまことに喜びにたえませんことで、千秋万歳、皆さんの毎日お歌いになる君が代の唱歌にもさざれ石の巌となりて苔のむすま....
女子の独立自営」より 著者:与謝野晶子
活を送ろうとする人人は、理も非もいわずに旧い習慣と旧い概念とに盲従し、徳川将軍は千秋万歳日本の政権を握っているもの、武士は何時でも主人のために腹を切るもの、儒学....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
たのではあるまいか。日記永正七年十月の条に「年貢米二石初めて運送の祝著極まりなく千秋万歳自愛自愛」とあって、思いがけなかった仕合わせのように記している。しかして....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
へも存外の御無沙汰申訳なく候。 承れば近頃御妻帯の由、何よりの吉報に接し候心地千秋万歳の寿をなさんがため一句呈上いたし候。 初鴉東の方を新枕 小生旧冬より肥....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
わが歳末のごとし。地方の停車場などには当日に限り、「天下泰平、武運長久、鉄道会社千秋万歳」と題示せるあり。これまた、わが国風に異ならず。 クリスマスの朝は、各....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
る。このほか田楽、猿楽、万歳などの芸能に従事するものも、もと田楽法師、猿楽法師、千秋万歳法師などと呼ばれて、やはりこの濫僧の徒の従事する遊芸となっておったのであ....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
る。かくてついには餌取法師・散所法師・長吏法師・法師陰陽師・田楽法師・猿楽法師・千秋万歳法師・琵琶法師等、その他何々法師と呼ばれるものが多く輩出するに至った。 ....