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「午後一〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

午後一の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
れのみひとり昼夜二回の興行ともに、その大入りは永当《えいとう》たり。 時まさに午後一時、撃柝《げきたく》一声、囃子《はやし》は鳴りを鎮《しず》むるとき、口上は....
西湖の屍人」より 著者:海野十三
教えられている」 「それで何をしようというのだい」 「明日から当分、午前九時から午後一時まで、君はこの事務所へきて、僕の代りに留守番をしていてくれたまえ」 「そ....
赤外線男」より 著者:海野十三
たが、どうしたものか何時まで経っても引取人が現れない。告知板に掲示をしてある外、午後一時のラジオで「行路病者」の仲間に入れて放送もしたのであるが、更に引取人の現....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
の翼に冬陽散る 〃 の撥ねし冬陽哉 十二月二十八日 ◯きょう午後一時半ごろ、高射砲音轟く。外へ出てみると、一機北方の空に西から東へ雲を曳いて....
金属人間」より 著者:海野十三
には金三百九十円をといううなぎ上りの収入をえた。これが午前中は学校の講義を聞き、午後一時から店を出して夕がた六時ごろまでのかせぎであった。なかなかぼろいもうけだ....
超人間X号」より 著者:海野十三
しこむ壁の大穴のところまで出て来たのだ。 いつのまにか雷雲はさり、けろりかんと午後一時の陽がさしこんでいる。 室内は、ますます明かるく照らしだされた。室内は....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
た水仙の花壜の中から、聞えてくるのであった。花壜の高声器だ。 十三時というと、午後一時のことであったが、ラヂウム元帥の自室はさんさんと白光があたって、春のよう....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
あっちに一人、こっちに一人、二人で水をまいていた。 今日の花の慰問隊の集合は、午後一時ということになっていた。場所は日比谷公園であった。それから各工場へ、手わ....
火星兵団」より 著者:海野十三
・午後で区別せず、一日は二十四時間として言いあらわしたもので、十三時は、ちょうど午後一時にあたる。つまり、来年の四月四日午後一時十三分十三秒のことである。 「ど....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
で、小夜時雨、浅草寺の鐘の声だと、身投げをすべき処だけれど、凡夫|壮にして真昼間午後一時、風は吹いても日和はよしと……どうしても両国を乗越さないじゃ納まらない。....
暗号数字」より 著者:海野十三
今日東京へ飛ぶ旅客機に間にあいませんか」 「えっ、旅客機ですか、こうっと、あれは午後一時四十分ですから、あと四十分のちです。それをどうするんです」 「僕は大至急....
妖怪報告」より 著者:井上円了
ずれにか宿泊せしならんと、ともに語れり。しかして、その遺骸を発見せしは、三月一日午後一時ごろなり。しかれども、この難にかかりしは、二十八日の帰路なりしか、はた三....
西航日録」より 著者:井上円了
一面に砂漠にして、草木皆無のありさまなれども、所々に蓬草の生ぜるを見る。十二日、午後一時イスマイリアに着し、当夜十時ポートサイドに着す。これよりエジプトの古都カ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
。波静かなるも風寒し。 四月二日(日曜)、快晴。ただし風寒きこと前日のごとし。午後一時、神戸に入港す。大阪毎日新聞記者藤枝範氏来訪あり。楠公社内に県下の共進会....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
及び小丘阜を利用しつつ我が企図を秘匿してロベチンス村に入り、横隊に展開せしめた。午後一時大王は梯隊をもって前進すべきを命じた。 墺軍は普軍の斜行前進によりその左....