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半ぺら
「半ぺら〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
半ぺらの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
ふくらはぎを一本、こちゃ買ってな、 一身上あんべとごきげんだ。サテ、 極上肉を
半ぺら、またなくす。 そこでふくらはぎを売っとばし、 めねこを一匹、こちゃ買って....
「道標」より 著者:宮本百合子
伸子は、一人になってテーブルの上を片づけ、自分の場所におちついた。書きかけた
半ぺらの原稿紙はもう三十枚ばかりたまって、ニッケルの紙ばさみにはさまれている。き....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
瀕死の戸倉老人が、いのちをかけて、かれ春木少年にゆずってくれた大切な黄金メダルの
半ぺら! あれが、今ではもう彼の手にないのだ。 (お稲荷さまだから、どろぼうから....
「四月馬鹿」より 著者:織田作之助
た。昨夜から徹夜をしているらしいことは、皮膚の色で判った。 橙色の罫のはいった
半ぺらの原稿用紙には「時代の小説家」という題と名前が書かれているだけで、あとは空....