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半宵
「半宵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
半宵の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
逐ふ事半里にして夷の岬に到り、巌角に倚つて遥かに湾内の風光を望み、雁影を数へつゝ
半宵に到りぬ。
折しもあれ一人の女性あり。年の頃二八には過ぎじと思はるゝが、華....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
傾けて己が棲所をしつらえたもこれ故である。 実際かれはかばかりの自然児である。
半宵もし軒をうつ雨の音を聞く時は、蹶然褥を蹴って飛び起き、急ぎ枕頭の蝋燭に火を点....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
ぎ、氷水売は七十軒、その他の水菓子、甘酒、諸商人の出ること、晴夜《せいや》には、
半宵《はんしょう》の物成高《うりあげだか》五百円位、きわめて景気よしともある。 ....