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半径
「半径〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
半径の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ス(Polos)と名づける日時計である。後者は一本の垂直な棒の下へその棒と同長の
半径を有する凹半球に度盛をした盤を置いたものである。水時計は水かあるいは他の液体....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
土の広大 攻者の威力が敵の防禦線を突破し得るほど十分であっても、攻者国軍の行動
半径が敵国の心臓部に及ばないときは、自然に持久戦争となる。 ナポレオンはロシヤ....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
人気者となったよ。第一千鳥の神隠しはどうなったんだ。玉川ゴルフ場から十分ぐらいの
半径の中なら、一軒一軒当っていっても多寡が知れているではないか。どうして分らぬの....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
。武蔵野のことは委しかったが、それにも限度があった。彼の家のある下馬沢を中心に、
半径二三里ほど多少|歪みのある円に描いた範囲内の郊外だけだった。武蔵野といっても....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
の心霊学から離れて、ジッターの説を人体生理の上に移してみるのです。すると、宇宙の
半径を横切って長年月を経過していても、実体と映像が異ならない――その理法が、人間....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
する気象的要素の週期曲線はともかくもかなり平滑で連続的であるのに、杉の木の断面の
半径に沿うての物理的性質の週期的曲線は必ずしも連続的平滑ではないのである。鮭の耳....
「鴫突き」より 著者:寺田寅彦
りをぐるぐる廻って行く不思議な人影を眺めているようである。その人間の廻転する円の
半径がだんだん小さくなるに従って、鳥から見たそれの角速度は
半径と逆比例して急激に....
「さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
れ、そしてその人が電車で来たものと仮定すれば、その時間と電車速度の相乗積に等しい
半径で地図上に円を描き、その上にある樹林を物色することが出来る。しかし実際はそう....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
頂上に、昼夜、見はり番が立って、通る船は見のがすものかと、ぐるりと島を取りまく、
半径七カイリ半の水平線を、一心こめて見はるのであった。 さて、やぐらから、通り....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
うちに入っていくのではない。幾何学を多少でも学んだ者は何人も熟知するように、円の
半径は互に相等しく、三角形の内角の和は二直角に等しい。だがこれは抽象的理念的円ま....
「決闘」より 著者:神西清
が燃えている。焚火のそばを両袖をたくし上げた補祭が歩いてい、その真黒な細長い影が
半径のように火のまわりを廻っている。粗朶をくべたり、長い棒の先につけた匙で鍋を掻....
「探巣遅日」より 著者:佐藤垢石
子供に餌をやるのだ。だから、親の降りたところを中心として、一町か一町半のところを
半径として、その近くの田圃を捜しまわるので、一つの巣を発見するのに三日も四日もか....
「科学的研究と探偵小説」より 著者:小酒井不木
か。彼の想像力はまさに月に及んだのである。月は地球から二十四万|哩すなわち地球の
半径の六十倍の距離にあるのだ。そこで彼は月の目方をはかってみた。そして月を仮に地....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
着場、汽車の停車場、おもだった道の出入り口。バードックの町を中心にして三〇キロの
半径の円にはいる地域の町や村が、透明人間の出没にそなえたのである。 透明人間に....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
大なる事が判明した。今日の飛行機は莫大の燃料を要し、その持つ量のため戦闘機の行動
半径は大制限を受けるのだが、将来動力の大革命に依り、戦闘機の行動
半径も大飛躍し、....