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「半截〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

半截の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
御萩と七種粥」より 著者:河上肇
るとのことである。) 私はこの翰墨会で初めて画箋紙に日本画を描くことを学んだ。半截を赤毛氈の上に展げて、青楓氏が梅の老木か何かを描き、そこへ私に竹を添えろと云....
「処女作」より前の処女作」より 著者:宮本百合子
そりその机をかかえこみ、二畳の妙な小室へ引っこんだ。ツルツルの西洋紙を、何枚も菊半截ぐらいの大さに切って木炭紙へケシの花を自分で描いて表紙とし、桃色の布でとじた....
生前身後の事」より 著者:中里介山
っているから、普通四六版組よりはずっと小さくなっている、そこでそのままそっくり菊半截型《きくはんさいがた》の書物の中に納まるのである、それを発見して神田君がこれ....
貞操問答」より 著者:菊池寛
うに、指切りげんまんまでして約束した。 小太郎は、二時の授業時に、笑いながら、半截の用紙に、それでもやっと一枚と二行くらい書いて来て、新子にさし出した。 お父....
グロリア・スコット号」より 著者:ドイルアーサー・コナン
は抽斗から少しよごれた円筒形に巻いたものをとり出し、そのテイプをほどいて、灰色の半截の紙の上に、ぞんざいな字で書いてある、短い文句の書いてある紙を、私に手渡した....