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半数
「半数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
半数の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
人たちであるから、案じたほどでなく、続いて来る様子に自分も安心して先頭を務めた。
半数十頭を回向院の庭へ揃えた時はあたかも九時であった。負傷した人もできた。一回に....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ではなく)を、十分乾燥された状態で使用した。これは室温においては、約三日間にその
半数だけが死滅するのであるが、液体空気の温度では、その生活能力は四ヶ月たっても目....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
、四社連盟は一つの登録名簿を備える。登録の範囲は前記四社所属の監督、俳優などの過
半数であって、いやしくも一技能ある俳優ならば月収四、五十円程度のものまで登録され....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
まけに山一つ向うのオロンガボオ軍港からの四十|糎の列車砲の集中砲火を喰って、その
半数以上が一夜のうちにやられたということじゃ。何しろ強風雨のうちだから、空軍は手....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
とそのときどうした調子だったか、室内の電灯がパッと点いた。射撃戦に被害をのがれた
半数ほどの電灯が一時に明るく点いた。――人々は悪夢から醒めたようにお互いの顔を見....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
りの船があって、これは大島の海岸にうちあげられ、大破《たいは》した。また乗組員の
半数が死傷した。 この奇竜丸の救援に赴《おもむ》いた官憲は、はからずも、この船....
「海底都市」より 著者:海野十三
前に並んだ。 そのうちの一人はオンドリであった。あと四人は、男二人、女が二人。
半数は若く、
半数は老人だということであった。 彼らは服装をととのえた。裸身《ら....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
れによって見れば、罵言は一切根拠のないものですが、特に注意すべきはかかる非難の過
半数がユダヤ系から出たものであることと、もうひとつはドイツ国内にも、われらのこの....
「空襲警報」より 著者:海野十三
妙な号令のかけかたをした。 天幕の前にメガホンをもって並んでいる少年が二十人。
半数は自転車で、他の
半数は二本の足で、今にも飛出すばかりに身構えていたのだ。班員....
「錦紗」より 著者:犬田卯
った。町へ豚売りに行く兄貴の曳く荷車のあとを押したり、母親が丹精している鶏の卵を
半数だけ貰うことにきめてその餌を調達したり、朝鮮人の屑屋に親の代から押入の奥に突....
「瘤」より 著者:犬田卯
くもない。と言うのは、まず八名の村議のうち例の五名までが瘤の門下生であり、吏員の
半数以上がかつて瘤のお伴でF町の料亭で濃厚な情調――多分――を味わった経験の持主....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
徒の地球上にあるものおよそ四億人と称し、総人口の三分の一を占むるという。そのうち
半数は旧教徒にして、新教諸宗徒はおよそ七千万人、ギリシア宗徒もまたおよそ七千万人....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
いう。案ずるに、阿房鳥とはアルバトロスの訛伝ならん。当夕ヤソ教礼拝式ありて、乗客
半数出席す。 二十二日、雨。寒さらに加わる。南風の強きためなり。波また高し。終....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
昨年一月の総選挙は共産党は四名から一躍三十五名になり自由党は二百七十名院内絶対過
半数を穫得した所が、日本の労働階級は勝った共産党を求めないで敗れた社会党を選んで....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
結は予想以上に鞏固で一七五七年のため約四十万の兵力を使用し得るに対し、大王はその
半数をもってこれに対応することとなった。大王は熟慮の後ベーメン侵入に決し、冬営地....