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卑属
「卑属〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
卑属の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安井夫人」より 著者:森鴎外
もちろん出来ない。外舅外姑《しゅうとしゅうとめ》が亡くなってからは、川添の家には
卑属しかいないから、翁がうかと言い出しては、先方で当惑するかも知れない。他人同士....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
はこの時が始である。 しかし抽斎は生涯|煙草だけは喫まずにしまった。允成の直系
卑属は、今の保さんなどに至るまで、一人も煙草を喫まぬのだそうである。但し抽斎の次....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
、言っていましたが、日本では父の遺産は、たとえどんな遺言書があっても、一応、直系
卑属のところへ全部行くものなんでしょう? あたしは孫ですから、叔母にその気があれ....