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「卑弥呼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

卑弥呼の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日輪」より 著者:横光利一
った。不弥の宮の高殿では、垂木の木舞に吊り下げられた鳥籠の中で、樫鳥が習い覚えた卑弥呼の名を一声呼んで眠りに落ちた。磯からは、満潮のさざめき寄せる波の音が刻々に....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
、かつては村々の君主自身であったこともあるのである。魏志倭人伝の邪馬台国の君主|卑弥呼は女性であり、彼の後継者も女児であった。巫女として、呪術をもって、村人の上....
露の答」より 著者:坂口安吾
んのことです)は只の人ではありませんよ。古代の人です。日本がまだ神代のころ九州に卑弥呼という女の王様がいたそうですが、あの人もそういう人です。腕力は弱いですけど....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
したもの三十国の多きに及んだとある。その中にも邪馬台国最も勢力があって、その女王卑弥呼は、魏の明帝から親魏倭王に封ぜられ、金印紫綬を賜わった。この邪馬台国は、今....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
ぬけれども、それかと言うて常態とも想われぬので略述する。魏志の倭人伝によると女酋卑弥呼が死んだ折に、奴婢百余人を殉葬したとあるが、この女酋は我国の文献には載せて....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
生じたので、ヤマト(邪馬台、今の筑後の山門か)の女王として伝えられているヒミコ(卑弥呼)がそれである。当時、このヤマトの君主はほぼキュウシュウの北半の諸小国の上....