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「卒す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

卒すの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
長篠合戦」より 著者:菊池寛
坂、跡部の両人がやって来た。短気な内藤は、「此席は機密な軍議の場である。信玄公|卒するの時、武田家の軍機は我等四人内密に行うべきを遺言された。この大事の席に何事....
運命」より 著者:幸田露伴
定められたるが、即ち後に建文の帝と申す。谷氏の史に、建文帝、生れて十年にして懿文卒すとあるは、蓋し脱字にして、父君に別れ、儲位に立ちたまえる時は、正しく十六歳に....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
梅津栄重利、嘉永三年戌二月十六日生る。明治四年未十月家督。明治十二年一月十八日卒す。無涯と号す。 ◇二女マサ 嘉永五年子十一月六日生る。明治二年牟田口重蔵に嫁....
十二支考」より 著者:南方熊楠
後宮と為す、後宮百を以て数え、而して賓客舎人の後宮に出入する者を禁ぜざらしむ、常卒するに及び七十余男あり〉。フレデリク大王が長大の男女を配偶して強兵を図った先駆....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
俊にも交って教えられた。応永二十四年為尹薨去の年、正徹三十七、同二十七年今川了俊卒する年、正徹四十歳。その頃から旅に出たり、都でも転々と居を移し、永享元年(四十....