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卒読
「卒読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
卒読の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文学における今日の日本的なるもの」より 著者:宮本百合子
ら詩をつくると云い、日に数首ずつの漢詩をつくっている。私に漢詩を味う力はないが、
卒読したところ、それらの詩は、どれも所謂仙境に遊ぶ的境地を詠ったものが多い。白雲....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
三分の一も読まないような宮本竹蔵先生は別として、電車の中などで目を走らせる程度の
卒読の人に読み誤まりをされる怖れもあるようです。 それは林さんの死因をさぐるに....
「翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
い不具さとは、残酷なほど露わになるのである。このような叙述が二十頁と重なったら、
卒読し得る人はよもやあるまい。しかもこれを用言形に書き直すことは、内容的にいって....