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協奏曲
「協奏曲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
協奏曲の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
さを笑っているように思われる。 花の独奏はおもしろいものであるが、絵画、彫刻の
協奏曲となれば、その取りあわせには人を恍惚とさせるものがある。石州はかつて湖沼の....
「旅愁」より 著者:横光利一
狼狽の色を泛べて腕の時計を一寸見てから、隣室へ一人立って行くと、軽くシューマンの
協奏曲らしいものを叩いてみていた。みち子も何かまだ云いたいことがあると見え遊部の....
「あとがき(『二つの庭』)」より 著者:宮本百合子
おいては、小さなクヮルテット(四重奏)となり、やがて「道標」では、コンチェルト(
協奏曲)にかわってゆく。 そして、「伸子」がそう変ってゆくことこそ現代のすべて....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ートーヴェンとの間に差別もつけないし、または、同じ楽匠の作品でさえあれば、空虚な
協奏曲《コンセルト》と感銘深い奏鳴曲《ソナタ》との間に差別も設けない、なぜなら二....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ねなかった。ある晩なんかは、ワルキューレのある幕の最中に、自分のヴァイオリン大|
協奏曲《コンセルト》をひきたいと考えついた。それを止めさせるのに皆で大骨折をした....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
嫌《いや》だと言ってのけた。ここでは交響曲《シンフォニー》の切れ端を、あすこでは
協奏曲《コンセルト》の断片を、通りがかりに聞きかじりながら、音楽会から音楽会へと....