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南中
「南中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南中の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「Kの昇天」より 著者:梶井基次郎
。 その夜の月齢は十五・二であります。月の出が六時三十分。十一時四十七分が月の
南中する時刻と本暦には記載されています。私はK君が海へ歩み入ったのはこの時刻の前....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
る。もし人を殺そうとして仕損ずる時は、かえっておのれを斃すことがある。 かつて
南中に遊ぶ人があって、日盛りを歩いて林の下に休んでいる時、二尺ばかりの青い蛇を見....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
らねば疑うも気が利かぬ。ただ熊楠がここに一言するは、壮歳諸国を歴遊した頃は、逢う
南中米のスペイン人ごとに余を軽視する事甚だしく、チノ・エス・エル・シウダッド・デ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ヶ島天文台からは、月に関する観測を放送すると言うのであるから……。
だが、月の
南中の早い遅いは、果してばかばかしいことであろうか。
矢ヶ島天文台では、それに....
「三国志」より 著者:吉川英治
きない。 そこでかえって、教主張魯に対しては、卑屈な懐柔策を取ってきた。彼に鎮
南中郎将という官職を与え、漢寧の太守に封じて、そのかわりに、 「年々の貢ぎを怠る....