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南北戦争
「南北戦争〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南北戦争の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
もはや思想的立場を引合いに出すような現代的な問題ではない。むしろこれはアメリカに
南北戦争はなやかなりしころの、いとも事古りたる人道問題の領分である。 私は映画....
「食魔」より 著者:岡本かの子
の中に彼が用いつけの天蓋附のベッドを据えた。もちろん贋ものであろうが、彼はこれを
南北戦争時分にアメリカへ流浪した西班牙王属出の吟遊詩人が用いたものだといっていた....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
同窓諸子と宣教師デビス先生に招かれて、今茶菓と話の馳走になって居るのである。米国
南北戦争に北軍の大佐であったとか云うデビス先生は、軍人だけに姿勢が殊に立派で、何....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
とても那翁《ナポレオン》三世が鷲《わし》を馴らして将士の心を攬《と》ったり、米国
南北戦争の際ウィスコンシンの第八聯隊が鷲を伴れ往きて奮闘し、勝利事果てその鷲をそ....
「辞典」より 著者:戸坂潤
イトで貿易商、鞣皮工等の職を営む。一八五九年再び渡米して南部地方に住む。間もなく
南北戦争の際北方に同情する彼は故郷に帰る(一八六一年)。そこからセントペテルスブ....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
、「花物語」という処女作を出しました。 千八百六十一年、女史の三十歳のときに、
南北戦争が起り、女史は篤志看護婦となって献身的なはたらきをしました。その後、三十....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
り、白隠の言葉を借用して聖人の行為を真似《まね》る虞《おそれ》が多い。 米国の
南北戦争にクエーカー宗の人々は非戦論を唱えて、戦時税を払わず、兵役にもつかず、た....
「深夜の電話」より 著者:小酒井不木
分は後に生きかえって、その金で栄華な暮らしをしたということです。それはアメリカの
南北戦争がすんで間もない時のことですが、犯罪史上ではかなりに有名な事件です」 「....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
き、彼の軍艦|咸臨丸に便乗したるが、米国のカピテン・ブルックは帰国の後、たまたま
南北戦争の起るに遇うて南軍に属し、一種の弾丸を発明しこれを使用してしばしば戦功を....
「感応」より 著者:岩村透
初めたのであった。 この男が、まだ布哇の伯母の家に、寄寓していた頃、それは恰も
南北戦争の当時なので、伯母の息子|即ちその男には従兄に当たる青年も、その時自ら軍....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
も、よくあるやつだ。 ところで、二年経つとアメリカの内乱である。六〇―六五年の
南北戦争が終ったころは、上海ロンドン間の英米クリッパー戦は完全に英国の勝利に帰し....
「黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
当時代理公使)はデ・ロング。イギリス公使はハリー・パークス。 米英国交関係は、
南北戦争いらいひきつづいて悪化している。戦争経営のための高度の保護関税を武器とす....
「黒船来航」より 著者:服部之総
進んでいく。 積年の野望 日本開国の先べんをつけたアメリカが、その直後に起った
南北戦争に手をしばられている間に日本貿易の果実はイギリスの手に帰した。やがて日本....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
る事を得ざるべし」(『夷匪入港録』)。 薩藩はなるほど生糸は産しなかったが、
南北戦争による米綿途絶のため一八六二(文久二)―六五年の間は年々莫大な木綿輸出国....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
をするものはありません。あのアメリカ合衆国においては、前後五年の久しきにわたった
南北戦争の大犠牲をまではらって、立派に黒人の解放が実行せられたのでありましたが、....