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南宗画
「南宗画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南宗画の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
根対山は食味通として、立派な味覚を持っている一人だった。対山は岡田半江の高弟で、
南宗画家として明治の初年まで存えていた人だった。 対山はひどい酒好きだったが、....
「鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
である。 日本の古代の文明が、大方支那から来たように、この妖術も支那が本家だ。
南宗画は本来禅から出たもので、形式よりも精神を主とし、慧能流派の称である。ところ....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
くのは誰にも知られていたが、極彩色の土佐画や花やかな四条派やあるいは溌墨淋漓たる
南宗画でなければ気に入らなかった当時の大多数の美術愛好者には大津絵風の椿岳の泥画....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
見るべきだろう。写生文にしてからがそうだ。ありのままの平面描写ということになる。
南宗画などの象徴的省略とは違う。もし写生という言葉を文字どおりに生命を写すと解し....