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南征
「南征〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南征の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
老爺に別れて、頭をたれつつ出で去りぬ。 五六日を経て、武男はまた家を辞して遠く
南征の途に上ることとなりぬ。家に帰りて十余日、他の同僚は凱旋の歓迎のとおもしろく....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を以て祭り、あるいは※猴を用いて祭る〉。これは『抱朴子』に〈周|穆王《ぼくおう》
南征す、一軍皆化して、君子は※と為り鶴と為り、小人は虫と為り沙と為る〉。『風来六....
「三国志」より 著者:吉川英治
大軍は、続々都を立った。 時、建安の二年秋九月。許都はうるわしい月夜だった。
南征の師は、号して三十万とはいうが、実数は約十万の歩兵と、四万の騎兵隊と、千余車....
「三国志」より 著者:吉川英治
けば近ごろ、曹操も玄武池に兵船を造って、舟手の教練に怠りないという噂じゃ。いずれ
南征の野心であろう。切にご辺の精励をたのむぞ」 「どうか、ご安心下さい」 玄徳....
「三国志」より 著者:吉川英治
る。礼儀はきわめて篤い。賓主の座をわかつやすぐ、魯粛は彼を責めた。 「曹軍百万の
南征で、第一に擒人となるものは、おそらくあなたのご主君備公であったろうと思う。そ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ある。来るべきもの、それは曹操の南下だ。 曹操はそれよりもずっと早くから宿望の
南征と呉への報復にもっぱら軍備の拡充を計っていた。 すでに四十万の大編制は、 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
く出て勅使を迎え、 「帝のお使いとは、何事ですか」と、たずねた。 陳震は、いま
南征の途上にある蜀帝の旨を仔細に語って、 「ぜひ、仙翁をわずらわして、お問いいた....