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南支那海
「南支那海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南支那海の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
・レムブルグの毛深い部屋でこの陳独秀の悲壮な報告が終って、彼は自己の生涯の最後を
南支那海のビイクトリア島においたのであった。隣室の踊場のジャズ・バンドが気狂《き....
「焦点を合せる」より 著者:夢野久作
国際的なルンペン船だからね。金儲けなら支那軍に売渡す鉄砲でも積込むんだ。怖いのは
南支那海の三角波だけだよ。ハハハハ……。ナニ? 船賃? そんなもなあ要らないよ。....
「幽霊と推進機」より 著者:夢野久作
たウイスキーを一息に嚥み下しながら、寝台に頭を突込んだ。夕食は無論喰わなかった。
南支那海の三角波というのは、チョウド風呂敷を下から突き上げるような恰好に動くもの....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
しまった。 航海は大変無事であった。台湾海峡も事なく通りやがて香港へ到着した。
南支那海を南東に向けて再び航海は続けられた。フィリッピン群島を左に見て英領ボルネ....