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「南朝鮮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南朝鮮の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
光の中に」より 著者:金史良
となって私に質ねたものである。 「君は朝鮮のどこだい?」 「北朝鮮だ」 「おらは南朝鮮で生れたぜ」彼はずるそうに私の気色を覗うのだった。そしてひーんと打ち消すよ....
玄海灘密航」より 著者:金史良
荒潮の渦巻く玄海灘を中心にして、南朝鮮、済州、対馬、北九州等の間には、昔から伝説にもあるように住民の漂流がしばし....
爆弾太平記」より 著者:夢野久作
件の主人公というのは、吹けば飛ぶような貧乏|老爺に過ぎないのに、その相手というと南朝鮮各道の検事、判事、警察署長、その他の有力者六十余名というのだから容易じゃな....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
いでありましょう。おそらく紙漉の技は最初朝鮮から教わったろうと思われます。石見と南朝鮮とは向い合っている間柄であります。「石州」と呼ばれている手漉紙は、強い楮か....
民芸とは何か」より 著者:柳宗悦
。 元来あの茶入は、支那から渡った薬壺であったと云われます。そうして茶碗は多く南朝鮮の貧しい人々がつかう飯碗でした。あの水指や花瓶も、もとはあるいは塩壺とかあ....