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南東風
「南東風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南東風の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年と海」より 著者:加能作次郎
やろう、あの通り北風雲だから。」と言いました。 「それでも白山が見えるから、今に
南東風になるかも知れん。僕が沖を見ていたら、帆前船が一|艘、
南東風が吹いて来ると....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
務を欠かせたくなかった。イタリーの土地の息吹《いぶ》きに含まれていて、なま温かい
南東風の陰険な毒のように、人の血管の中にしみ込んで意志を眠らせる、この倦怠《けん....
「夕凪と夕風」より 著者:寺田寅彦
の時間が異常に引延ばされるらしい。これに反して東京の夏には地方的季節風が相当強い
南東風として発達しているためにそれが海陸風と合成され、もしこれがなければべた凪に....