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「南氷洋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南氷洋の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
解を陳《の》べた。 「だがねえ、仮にゼムリヤ号のような砕氷船が百隻揃って北氷洋や南氷洋に出動したと考えて見給え。そうなると極寒の海に俄然常春が訪れるじゃないか、....
地球要塞」より 著者:海野十三
は、一つとして、困難でないものはないであろう。且《か》つ、今日は大西洋に、明日は南氷洋にと、ずいぶんはげしい移動を命ずることであろう。どうか、われわれの大東亜共....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
ピート一等兵を見上げ、 「おい、ピート。ボートはもう駄目らしい。お前は、あの冷い南氷洋で競泳する覚悟ができているかね」 「わしは、競泳には、自信がねえです。誰よ....
連環記」より 著者:幸田露伴
という念を抱いて居たので、これを托すことにした。其頃大陸へ渡るということは、今日南氷洋へ出掛けて鯨を取るというよりも大騒ぎなことであった。然し恵心に取っても寂照....
南極の怪事」より 著者:押川春浪
見えしは、これ小舟のごとき多くの氷塊なり、この氷塊の流れおるを見ても、船のすでに南氷洋の奥深く来りし事を知るに足らん、大氷山ははやまぢかなり、地球の果ははやまぢ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
う捕鯨の大親分の大金持がいた話は物の本でよんだことがあったが、今まで捕鯨といえば南氷洋、プロ野球でオナジミの大洋漁業とか日本水産というところが大いに活躍している....
海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
船長連が二、三日前東京へきて会食したとき、来年の四月、日本へ帰ってくるときには、南氷洋の雄鯨の睾丸と甲状腺、雌鯨の腰肉を塩漬けにして持ってくると約束してくれた。....
家庭料理の話」より 著者:北大路魯山人
ばならない。 この点、何事もそうであるが、例えば、近頃市場に盛んに出廻っている南氷洋の鯨のべーコンなども、物慣れない人々によって、やれ臭いとか、不味いとか言っ....