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南海
「南海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南海の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
人々は、期待していた若き一婦人の断末魔の姿を見る代りに、ま白きタイルの浪の上に、
南海の人魚の踊りとは、かくもあるかと思われるような、蠱惑に充ちた美しいお照の肉体....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
景が演ぜられていた。 赤星ジュリアは喜歌劇に出演中だったが、彼女の持ち役である
南海の女神はその途中で演技が済み、あとは終幕が開くので彼女を除く一座は総出の形と....
「恐竜島」より 著者:海野十三
て驚いている。 「俺はちゃんと知っているんだ。今度の探検は、表向《おもてむ》きは
南海の孤島《ことう》の調査ということになっているが、本当はキッドの宝物をさがすの....
「毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
とも博士にお願いをして、毒瓦斯をマスターいたしたいと決心しまして、そのことで遥々
南海の孤島からやって参りました」 「毒瓦斯の研究か。そんなむずかしい金のかかるも....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
川上機関大尉の秘密 波間に、杉田二等水兵の首が一つ、ぽつんとただよっている。
南海の太陽は、いま彼の顔に灼けつくように照っている。 彼は海面に波紋をたてぬよ....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
んとした生命を、医療もそれよ。まさしく観世音の大慈の利験に生きたことを忘れない。
南海霊山の岩殿寺、奥の御堂の裏山に、一処咲満ちて、春たけなわな白光に、奇しき薫の....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
穂尖を短に、一斉に三叉の戟を構えた瞬間、畳およそ百余畳、海一面に鮮血。 見よ、
南海に巨人あり、富士山をその裾に、大島を枕にして、斜めにかかる微妙の姿。青嵐する....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
たりといかにも長閑な海原、左手はこんもりと樹木の茂った丘つづき、どう見ても三浦の
南海岸をもう少しきれいにしたような景色でございます。ただ海に一|艘の漁船もなく、....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ないか。 ファラデーはローヤル・ソサイテーで、自分の論文を発表してから、英国の
南海岸のブライトンへ休養に行った。しかし、すぐ帰って来て、十二月五日には、地球の....
「荘子」より 著者:岡本かの子
かもまだはっきりと分りませんが、斯ういうことも麗姫に云って聞かせてやったのです。
南海に※という名前の帝があった。北海に忽という名前の帝があった。二人は中央の帝の....
「迷信解」より 著者:井上円了
神、歳破神、歳殺神、黄幡神、および豹尾神の八神である。その縁起を見るに、歳徳神は
南海の沙竭羅竜王の御娘にして天下第一の美人なるゆえに、牛頭天王これをうけて后とし....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
年の春にわたりて、相、豆、駿、遠、尾、濃の間に流行し、昨年中は西は京阪より山陽、
南海、西国まで蔓延し、東は房、総、常、野、武、信の諸州にも伝播し、当年に至りては....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
読既通泰西文字又通朱陸之学洵東方之博雅也将別矣率成一律以贈其帰時五月十八日舟過安
南海書此。 (光緒己丑三月、英倫の務めを終えて東へ帰る、法国の馬賽口より船に乗る....
「西航日録」より 著者:井上円了
がなにごとかを考える心にまさったと知るべきであろう。) 二十三日午後四時、英国
南海岸に接見す。 雲烟断処陸端連、知是大英
南海辺、十五年前旧遊地、再来重見亦因縁....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
夕暮れの空に雲のわだかまるところ、ひとなすりするほどの影は台湾である。) 安
南海上吟(安
南海上の吟) 船窓日将雪時。 (船窓にさす日差しは真ひるになろうとし....