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「南海道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南海道の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球図」より 著者:太宰治
テの答える言葉に耳傾けていた。その語る言葉は、日本語にちがいなく、畿内、山陰、西南海道の方言がまじっていて聞きとりがたいところもあったけれど、かねて思いはかって....
放浪」より 著者:織田作之助
ざいまアーす。早う着いたなアと嬉しい気持で構内をちょこちょこ走り、日射しの明るい南海道を真っ直ぐ出雲屋の表へかけつけると、まだ店が開いていなかった。千日前は朝で....
父帰る」より 著者:菊池寛
十歳 彼らの母 おたか 五十一歳 彼らの父 宗太郎 時 明治四十年頃 所南海道の海岸にある小都会 情景 中流階級のつつましやかな家、六畳の間、正面に....
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
はあまりに漠然とし過ぎた言葉である。北海道や朝鮮台湾は除外するとしても、たとえば南海道九州の自然と東北地方の自然とを一つに見て論ずることは、問題の種類によっては....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
土佐と伊予と、県にすれば香川、徳島、高知、愛媛の順になります。これらの国々は昔は南海道と呼ばれた地方の一部をなします。その文字がよく語りますように、南の海にある....