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「南米〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南米の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
非凡なる凡人」より 著者:国木田独歩
びだし音信不通、行方《ゆきがた》知れずになってしまった。ハワイに行ったともいい、南米に行ったとも噂《うわ》させられたが、実際のことは誰も知らなかった。 小学校....
第五氷河期」より 著者:海野十三
てくれるであろうか。 アメリカに、それは望めないとしたら、ソ連はどうであろう。南米はどうであろう。また中華民国や、大南洋はどうであろうか。 植松総監は、この....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
を蹴られてポンと抛りだされるが、これも挙措動作がひじょうな誇張のもとに行われる、南米のラテン型の一つ。おやおや、ここの芸人が一人お払い箱になるらしい。どんな奴だ....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
米州であります。合衆国を中心とし、南北アメリカを一体にしようとしつつあります。中南米の民族的関係もあり、合衆国よりもむしろヨーロッパ方面と経済上の関係が濃厚な南....
自叙伝」より 著者:大杉栄
校されるんだったなあなどと、職業の世話を頼みながら今の僕をうらやんでいた。その後南米行き移民の監督か何かにありついたとか言っていたが、どうしたか。そしてついうっ....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
も凌ぐ超絶的な地位にあるかということを、読者諸君にはっきりと知って貰おう。 一、南米アマゾン河奥地の、“|Rio Folls de Dios”の一帯。 二、北極....
地球要塞」より 著者:海野十三
三十一度のところに、静かに横たわっていた。 そこは、地図のうえでみて、ざっと、南米ブラジルの首都リオを、南東へ一千三百キロほどいったところだった。 「その当時....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
んのいい顔で二少年のところへやってきて地球へいくことにきめたといった。アフリカと南米とニューギニアに、自分たちのほしいものがそうとうあるから、それを採取した上で....
幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
う千五百トンばかりの貨物船が、いま太平洋を涼しい顔をして、航海してゆく。目的地は南米であり、たくさんの雑貨類をいっぱいに積みこんでいる。そのかえりには鉱物と綿花....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
介、本名、英太郎、今日中橋商事の社長にして貿易界の一巨材たり。蝶八は一団を率いて南米北米を打ち廻りあまた艱難を重ねたるのちブラジルの地に客死せり。時に明治七年な....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
自船首へ押し立てた十隻の日本の軍船が、太平洋の浪を分けて想像もつかない大胆さで、南米|墨西哥へ向かったのは天保末年夏のことであった。 幾度かの暴風幾度かの暴雨....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
の、まさに伝説中の伝説であった。 かつて、西班牙植民史には幻の華となって咲き、南米エセクイボの渓谷にあるとのみ信じられて、マルチネツはじめ、数千の犠牲をのみ尽....
ミミズ酒と美女」より 著者:佐藤垢石
酒のなかに入れ人間に飲まれてしまうのは、甚だもって蚯蚓は迷惑を感じていると思う。南米にはびっくりするほど大きな蚯蚓が棲んでいる。ブラジルに産するグロソとスコレッ....
盗難」より 著者:佐藤垢石
いると、これから先もそんな要求が絶えずくるかも知れませんから、世間から遠く離れた南米へでも移住しようじゃありませんか。その方が、煩くなくていいでしょう。ねえ、お....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
まだ足跡をしるしたることあらず。ゆえに、地方巡遊中もときどき豪州の民情、あるいは南米の風土等に関し、尋問を受くることあるも、これに応答するを得ず。これ、余の自ら....